看護大学や看護師専門学校から、そのまま看護師になった方が多いでしょう。

実際に働いてみてどうでしたか？

私は、とにかくキツかった。

勤務時間の1時間以上早く病棟に着いて、患者の情報を収集。前残業だけでなく、勤務時間が過ぎてようやく看護記録に取り掛かれる。

残業だけで月80時間を超えた。それにも関わらず、先輩看護師からは『1年目は残業申請できないよ。自分が未熟だから残業したんでしょ？』と無給。

それだけじゃない。日勤と夜勤の入り混じったシフト制で不規則な生活習慣から、睡眠のリズムは崩れた。寝付けない、眠れても不安からか中途覚醒してしまう。

極め付けは、自分がやった些細なミスが患者の命に影響を与えてしまうかもしれないという恐怖感。人の命を背負うには、自分の覚悟は甘過ぎた。

過酷な勤務、ギスギスした人間関係、業務への不安や恐怖……。色々な思いが入り混じって、たった半年で20キロも痩せた。

そして適応障害を発症し、あっという間に休職。

『自分に看護師は向いてなかったんだ』と、その時はっきりわかった。

看護師から一般企業への転職を決意

『自分に看護師は向いてない』と、はっきりわかったものの、それなら自分には何が向いているのかがわからなかった。

わからないまま、ひたすら一般企業向けの転職サイトに登録した。

エージェントに、看護師として働いていたこと、でも辛いから看護師を辞めて別の職種として働きたいことを伝えた。

『看護師を辞めたい』と口に出したのはこれが初めてだったかもしれない。

エージェントの対応はさまざまだった。

「看護師の資格を持っているなら、そのまま看護師として働いた方がいいですよ」「経歴的に紹介できる求人はなさそうですね」

否定的なエージェントも多く、その度に新しい転職サイトにすがりつくように登録していった。

そして、私の経歴でも紹介できる求人があると肯定してくれたのが『UZUZ（ウズウズ）』だった。

私が希望していた条件はこの3つ。

看護師の転職サイトでは、この条件に合致する求人はほとんどない。でも、一般企業に範囲を広げたら、驚くくらい応募できる求人が増えた。

看護師から一般企業への転職は本当に大変で、書類は通らないし何度も面接で落ちた。

けれど、初回の面談で紹介できる求人があると言い切ってくれ、そしてその後も書類添削と面接対策で支えてくれたエージェントのおかげで、やっと一般企業の会社員へと転職できた。

今振り返っても、あの時のエージェントは神だったと思う。

看護師で疲弊しているなら、一度相談してみるといい。私のように人生を変えてくれるエージェントと出会えるかもしれない。

ただ、たくさんの転職サイトに登録したからこそ、悪質レベルの転職サイトもあることはわかってる。

もしあなたが『転職サイトは使いたくない』と思っているなら、使わないで転職する方法もある。それが自己応募だ。

一般企業への情報が不足している中での自己応募はオススメできないが、ある程度方針や方向性が決まっているなら自己応募でもいい。

それについてはこちらでまとめているので、参考にしてほしい。
＞＞大手エージェントを使ってはいけない理由と医療職出身者と親和性の高い企業70選

この他にも、看護師から一般企業への転職に関する情報を細かくまとめているので、検討しているなら一人の体験談として読んでみてほしい。

あなたの転職が成功し、明るい未来になることを祈っています。