一般企業へ転職する場合、複数回面接をする場合がほとんどです。
看護師の就職活動では基本的に面接は1回のみですよね。しかも基本的に人手不足の看護師業界なこともあってか、多少辻褄の合わない回答しても内定もらえます。
しかし一般企業ではそんなことありません。なぜなら応募者がたくさんいるから。
本記事では看護師から一般企業OLに転職した私が、実際に面接で聞かれた質問をまとめました。
一般企業転職時の面接対策などで参考にしていただけると嬉しいです。
もっと面接対策を知りたい方はこちらをご覧ください
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目次
看護師からOLに転職は異例?面接官も戸惑う
看護師からOLに転職する方ははっきりいって珍しいです。
なぜなら看護師は転職しても看護師になることが多いから。
一般企業を受ける看護師がそもそも少ないですし、面接官も看護師出身者の面接に慣れていません。
そのため看護師だけでなく、面接官も戸惑っていることは念頭に入れておきましょう。
看護師からOLに転職?実際に面接でよく聞かれた質問一覧
一般企業との転職面接の際に、実際に私が聞かれた質問を聞かれた頻度でまとめてみました。
ぜひ面接練習の時にお使いください。
聞かれる度:絶対聞かれる質問
毎回、転職面接の時に必ずと言っていいほど聞かれた質問です。
体感として看護師に関する質問やなぜ異業種なのかといった質問が多かったですね。
看護師を目指した理由は何ですか?
実習である患者さんと接したことが理由です。
私の親族に看護師がおり、幼い頃から看護師という職業に対して憧れがありました。
憧れのまま看護大学に進み、看護実習である患者さんの担当になりました。
その方は病気で苦しい思いをしているにも関わらず、決して悲観的になることなく、逆に私のことを気遣ってくれました。
この実習で病院に来る患者さんの身体的な治療・看護だけでなく、精神面でのケアに携わりたいと考えるようになったことで憧れから明確な目標となり、看護師を志すようになりました。
看護師をどうして辞めたのですか?
夜勤や残業により、体調を壊しやすくなったためです。
慢性的な人員不足から月の夜勤は8回以上、残業も毎月50時間を超えるようになったことで、睡眠がとりにくくなってしまいました。
自分の体調を回復させることのほうが重要と考え、看護師を退職しました。
どうして看護師からこの職種を目指そうと思ったのですか?
ここでは営業職へ転職する場合で回答例を記載します。
営業職はたくさんの人とコミュニケーションを取って、喜んでもらえる姿を多く見られると考えたためです。
大学時代に接客業のアルバイトをしており、どうやったらお客様に喜んでもらえるのかといった「ホスピタリティ」を突き詰めるのが好きでした。
看護師時代に培ったコミュニケーション能力とお客様に寄り添うホスピタリティが営業職にマッチするのではないかと考え志望しました。
この職種をどのように考えてますか?
達成感を得られる仕事だと考えています。
営業職はお客様一人ひとりに寄り添い、時には戦友のために課題解決に取り組みます。
時には難題に当たると思いますが、見事解決できた時に大きな達成感があると思います。
今後どのように成長していきたいですか?
まずはBtoCの営業でトップの成績を残したいです。
手法をマスターした後は、BtoBに取り組んでいきたいと考えています。
自分の長所と短所を教えてください
私の長所はコツコツと目標達成のために努力できるところです。
学生時代に志望校にしていた大学は偏差値が高く、当時の私では入学できないだろうと言われていました。
しかし目標を絞ってから、毎日4時間以上勉強したことで無事に合格できました。
辛いことや苦手なことを目の前にしても目標のために地道に取り組めるところが私の長所です。
短所は教えてもらったことを自分の中に落とし込むのに時間がかかるところです。
指導内容に対して「理に適っているのか」「根拠はあるのか」といった裏付け部分を明確にしているため、時間がかかってしまいます。
指導内容で不明点があった場合はすぐ調べたり、積極的に先輩に聞くことで素早く落とし込めるよう努力していきます。
聞かれる度:抑えておくべき質問
絶対ではないですが、かなり高頻度で聞かれた質問です。
こちらもぜひ抑えておきましょう。
看護師の勉強をどうやって勉強しましたか?
授業は必ず出席し、不明点があった時は教授に質問しにいきました。
実習時期は臆することなく指導者の看護師に相談しました。
看護師国家試験の時は過去問題集を購入し、何度も復習しました。
また友人同士で試験問題の内容を説明しあうことで、理解を深めました。
看護師時代にどんなことを学びましたか?
アセスメント能力の重要さを学びました。
当時担当した患者様がほとんど寝たきりで、日中はほとんどベッドに横になっている方でした。
口数も少ない方だったのですが、その方が検温の際に「ふくらはぎの感覚がない」と話してくれました。
足をみても特に異常はなく、私は「とりあえず様子を見ましょう」とお伝えし、担当の患者様全ての検温終了後、その患者様が足について話していたことを先輩看護師に伝えました。
先輩はすぐにその患者様のところに行き、そして医師に連絡してCTを撮ることになりました。
結果はふくらはぎのところに血の塊が詰まっており、気付くのが遅かったら足を切断しないといけない状態であったことがわかりました。
その後先輩になぜ分かったのか聞いたところ「寝たきりの状態は体の血流が悪く血の塊ができやすいこと」「口数が少ない方がはっきりと自分の症状について話してくるのは相当なこと」など様々な視点から患者様の状態をアセスメントしたとのことでした。
アセスメントを間違えたり、自分では大したことないだろうと思い込んだことで、患者様が足を切断する事態になったかもしれないと考えると、医療従事者として様々な側面や全体を見てアセスメントする能力が必要だと学びました。
これまでにあった成功体験と失敗体験を教えてください
私の成功体験は苦手な英語を克服したことです。
中学まで英語に苦手意識がありましたが、高校1年生の時に短期留学でアメリカから留学生が来ました。
その方は日本語をほとんど話せず、単語やジェスチャーで意思疎通を図っていました。
しかし仲良くなりたい気持ちがあり、逆に私が英語の勉強を始め、私は日本語を、相手は英語を教え合う関係になりました。
その結果苦手意識のあった英語は得意科目となり、その方とは今でも連絡を取り合っています。
失敗体験はアルバイトでお客様の前で料理をこぼしてしまったことです。
レストランでアルバイトしていたのですが、お店が非常に混み合っている時間帯で慌てていたこともあって、本来ならお盆を使って配膳するところを直接お皿を持って配膳しました。
お皿はとても熱く、つい手を離してしまい料理がお客様の前でこぼしてしまいました。
この失敗から今後はこのようなミスをなくそうと考え、お店が混んでいても冷静に決められたことを意識し、仕事に取り組むようになりました。
その後2年間勤務しましたが、その一件以降料理をこぼすことはありませんでした。
御社に入社後も、忙しい時でも慌てることなく手順通り対応し、業務に貢献していきたいです。
自分が仕事でピンチになったとき、どのようにして切り抜けますか?
まず自分で対処できる問題か確認します。
対処できない問題だった場合は、上司や先輩に相談し、解決策を仰ぎます。
聞かれる度:おさらいしておくべき質問
数社に聞かれた質問です。
サラッと答えられるようにしておくと安心ですね。
どうしてウチを志望したのですか?
私が御社を希望した理由は、求人に記載されている「次世代を意識した新しい働き方」という文言に経営の柔軟性を感じたためです。
看護師として働いていた時は医療業界の旧体制や閉塞感をどうしても感じてしまうことが多く、年数の浅い看護師の意見が反映されないことに疑問を感じていました。
一方御社では、従業員全員が総活躍できる体制を取っておられるということで、私を含め従業員ひとりひとりが充実した環境で働け、結果的にそれが生産性アップに貢献できるのではないかと思い、御社を志望しました。
最近気になったニュースはありますか?
最近気になったニュースは2歳児が車内に置き去りにされて亡くなったニュースです。
父親が保育園に送迎した際、送り届けたつもりになりそのまま車内に放置され熱中症で亡くなったとのことでした。
このニュースから当たり前のことや習慣になっていることでも、きちんとやり遂げたことを確認して、自分でミスに気づけるように意識しています。
残業や休日出勤はできますか?
はい、可能です。
ただ子どもの保育園へのお迎えがありますので、事前にご相談していただきたいです。
仕事をする上で大切にしていることを教えてください
私が大切にしていることはコミュニケーションです。
看護師時代に他職種と連携する場面があり、一人の患者様に対してどういった処置や支援が必要なのか、またそれらを退院後どのように継続していくか、コミュニケーションを重ねていきました。
看護師一人では出ないような案も他職種とコミュニケーションをとり、密にやりとりしたからこそ患者様にとって最良の結果に落ち着いたと考えます。
御社に入社後も、コミュニケーションを密に取り合い、最高の結果を残していきたいです。
面接をマスターして看護師からOLに転職しよう
看護師から一般企業に転職する際、よく聞かれた質問と回答例を紹介しました。
最後にもう一度よく聞かれた質問はこちら。
看護師から一般企業OLに転職する際、前半の質問は決まっているようなものです。
面接練習をたくさん行って、自分らしさのある受け答えできるようにしていきましょう。
面接対策について知りたい方はこちらも合わせてご覧ください
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